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2006年7月19日 (水)

FF11サービスについて考察

先日のFF11続編報道に関する記事については、通常の5倍ものアクセスを頂いて軽くビビっておりますevianoですこんばんわ。
まあ1日平均10→1日で50アクセスになっただけで大したことありませんがorz

やはり「FF11が終わるッ!?」というトピックには皆さん非常に反応するんだなあと。
それについて私自身も色々考えるところがあるので、各所でさんざん考察されていることではあるでしょうが、自分なりにまとめてみたいと思います。

1 パッケージからサービスへ

スタンドアローン方のRPGとMMORPGとの最大の違いは、ゲーム開発が終了して店頭に並んだ瞬間、ゲーム製作サイドにとってやるべきことがほぼ全て終わる、従来のパッケージ型ビジネスのあり方と、サービス開始から果てしない運営、管理、バランス調整、経済政策(!)が必要となるMMORPGとの、劇的なまでのパラダイムの転換と言えます。
私も実際最初にログインして、「ディズニーランドみたいだな」と思いました。
いわゆる「最強キャラ」のいない、PC同士が平等でなければならない世界、それでいてプレイヤー全員が物語の主人公たりえる世界を維持するために、提供側は常にサービスし続けるわけです。
このようなサービス体制を必要とするゲームだったとは、当のスクウェア(当時)も完全に予見していなかっただろうと思われます。なによりFF「11」というナンバーシリーズになっている点がその証左です。
FF12のプロモーションが完結し、13の製作が続くなかで11のサービスがなお続くというのも、これはこれで面白いですが難儀なことだなあと思います。
また、数年間という時間をかけて育成したキャラクターのレベルないしスキル、そして何よりプレーヤー同士の人間関係といった、その世界のみで成立する、しかし容易に代替不能な資産が形成されているということ。これは課金および時間を費やしてきたプレーヤーの資産と考えて差し支え無いと思います。つまり提供されているサービス内に、プレイヤー側の資産が形成され、相互依存的な状態となっているという状況です。
他のMMORPGタイトルでは、キャラクターを転生といった手段で引き継いだり、さまざまな手段が試行錯誤されているようです。

2 根本的な限界はいつ来るか

MMORPGとは、サービス中に逐次プログラムが改変・改良され、新機能を付け加えながら変化していくサービス事業です。新機能を「実装」するという興味深い言葉を普及させたシステムでもあります。
追加機能を提供するプログラムを「パッチ」と呼び、文字通りつぎはぎを繰り返しながらFF11のサービス自体もはや5年目に突入しました。
5年前というと、まだブロードバンドの普及が400万世帯に満たない(とりあえず資料)時期で現在とは隔世の感があります。
その時点で現在までのアップデートに耐えられる(世界設定も含めた)ゲーム内容を用意していた同社には脱帽を禁じえません。
ただし技術革新の激しいこの世界において、現在のFF11の基盤となるシステムがどこまで耐えられ、ユーザーを満足させ続けられるか、あるいは新しいアーキテクチャ上で技術開発をすることによって企業としてのノウハウを得ていきたいという欲求も当然あるでしょう。
また、技術上の限界が見えたところで「もうやめました」とはならないだろうとも思われます。アップデートの頻度、内容、いくらでも工夫は可能と思われますし、スタンドアローン化なんていう飛び道具の可能性に言及する人も中にはいるようです。
まあ、こう考えることで心配するほど急速に限界はこないとは思われるし、世界設定もまた十分に書き込んでいるとも思われるので、システム周辺の限界が直接の引き金となることは逆に無いんじゃないかな、と今思い始めています。

3 新作ソフトが出ない、遊ばれない世界って

このように、1サーバー内に常時3000~4000人のプレイヤーのアクセスを集め、同時に32ものサーバーを走らせ続けているわけですが、大作ゲームソフトが発売されるたび、一時的にプレイヤー人口がある程度落ち込み、1ヶ月程度でまた接続数が回復するという現象を繰り返し見ることが出来ます。
かく言う私も3年近く「同じ」ゲームを続けている、というちょっと想像も出来ない事態に直面しています。
社会人でゲームに割ける時間が如実に少なくなり、またテレビ、スポーツ、YouTubeなどの娯楽が消費者の可処分時間を奪い合っているという状況が続いています。
自分の親は私が大人になるとゲームなぞしなくなる、というような予想を抱いていたようですが、いつまでも1本のゲームを続けているとは、なかなか予想というのは難しいようです。
ともかく、パッケージ型のソフトを買う本数が明らかに減った、というのが偽らざる本音ではないかと思われますが、果たしてこれがゲームという産業をどういう方向に持っていくのか。

・・・長々とまとまりの無い文章でしたが、ヨメさんが帰ってきたのでここまでにしときますw

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