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2006年11月30日 (木)

【書評】Dr.瀬戸上の離島診療所日記&先生助けて!Dr.コトーを探して

これは、Dr.コトーのモデルとなった実在の医師の物語。

Dr.コトーのモデル Dr.瀬戸上の離島診療所日記 Book Dr.コトーのモデル Dr.瀬戸上の離島診療所日記

著者:瀬戸上 健二郎
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

鹿児島市から西へ車で30分、さらに串木野港からフェリーで約2時間、鹿児島県の西海に浮かぶ甑島(こしきじま)は、黒潮の流れを受けて南北に細長く、天然の海の幸に恵まれ、古くより港ごとに集落を持ち、風光明媚な自然と手つかずの絶景が各所に見られる、まさに秘境といった雰囲気のある離島である。
(余談ですが、形的に「大戦略」の「アイランドキャンペーン」に似てます。って誰もわからないかw実際の島は本当に平和で穏やかな島です。)

本書は1978年から、28年の長きにわたり、甑列島の南端の下甑村(現在は薩摩川内市下甑町)の手打(てうち)診療所で離島医療に尽力し、離島のハンデに屈せず数々の手術を成し遂げて、離島医療の魁を走ってきた日々の積み重ねが書かれている。

なにせ手術の内容が、胃ガン、肺ガンに始まって各種のガンから子宮筋腫、帝王切開、ヘルニア手術と、マンガ内のDr.コトーもかくやと思えるほど、およそ不可能な手術が無いと思えるレパートリーである。(193p)
赴任してきた当初は、地元の住民の方が離島でそんな手術ができるわけがないと、早々に本土に渡って手術を受けていたのだが、少しずつ人々の信頼を得て、一つ一つの手術を成功させ、設備を整え、献血台帳を作り、急患を救い続けていくうちに、気がつけばあらゆる手術が地元で可能になるという環境が実現したのである。
地元で手術ができるというだけでも、どれほど心強いことだろうか。医師が近くにいない、手術ができないということは、盲腸になるだけで、石切り場から落下して内臓を損傷するだけで、下手したら死に至る環境なのである。数百メートル歩けば病院に突き当たる街の中にいる我々には想像もつかない環境だ。そんな状況を何とかしたいと、最初半年だけという約束から、鹿児島の大病院の医局長の地位を離れて以来、離島の医療環境の充実に心血を注いでこられた先生の情熱にはただただ感服するのみである。

また、本書に書かれている甑島の人々の素朴な人柄も本当に味わい深い。前述のように、いざというときに頼れるのは自分の生命力のみという環境にいる人々は、生きることや命に対しても真摯な姿勢であることがよく分かる。夜中に胃穿孔を起こして腹に激痛が走っても、急患の電話を夜が明ける6時までじっと耐え忍んでからかける人。先生に草鞋を手作りで作って手渡すおじいさん、99%助からないインオペのガンから奇跡の回復を見せる人。そしてそのような人々に暖かい視線を送る瀬戸上医師の視線を、文章の端々から感じることができる。

そういえば先日のエントリで、離島でそれほど次から次と重篤な病気に遭うことはないだろうとか書いてしまった私だが、前言を撤回したい。この本に出てくる患者の症例は、想像以上に多様でまさに緊張の連続である。ありとあらゆる病気に一人で立ち向かわねばならない離島の医師の、激闘の日々と言って差し支えない生き様がここに書かれている。
まさに医師と患者が、手に手を取って作り上げた命の砦、不可能を可能にした物語は必読と言って良い。

もう一冊、瀬戸上医師を招聘した、下甑村の西課長の書かれた本も併せてお勧めしたい。

先生助けて!―Dr.コトーをさがして Book 先生助けて!―Dr.コトーをさがして

著者:西 秀人
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Dr.コトー前史というべき、瀬戸上医師が赴任してくるまでの地元の民生課長の医師招聘の奮闘が描かれている。
台湾から招聘した医師の物語や、甑島を文字通り終の棲家とした歯科医師の物語、赴任期間の長い医師や短い医師、さまざまありながら、その中で瀬戸上医師がいかに稀有な存在であるかが実感できるのではないだろうか。
2冊を合わせて読めば、離島医療の実態、さらに甑島の人々の人柄や気候などがきっと実感していただけるだろう。

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最後に、写真は甑島の北方、上甑島の何気ない林道の途中にある、地元の役場職員に教えていただいた「ヘゴ」の自生地の北限らしい。
見ての通り、熱帯でも亜熱帯でもない独特の植生の、急な山のすぐ奥に海が見える、険しいが変化に富んだ、手付かずの自然である。
私は釣りはしないのだけど、釣り人と魚好きにとってはまさに天国とのこと。興味のある方はぜひ一度足をお運びください。(いちおう宣伝)

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2006年11月29日 (水)

文部省のいじめに関する提言について

文科省がいじめに関する緊急提言を出したようです。

とりあえずこれですね。

昼間職場でニュースサイト見た時の記事が、夜になると見つからない。
ニュースが流れていくの早すぎるんでねえか(´_ゝ`)

政府の方針としては、「いじめる側が悪い」というスタンスを明確に打ち出した形に見受けられます。
ただ、世間的には支持率が低いのが気になる。(参考
いじめの定義があいまいだったり、処分が極端になるおそれがあるから戸惑っているんじゃないでしょうか。
たしかにこの件は、行き過ぎた処分を行った場合とか、いじめとそうでない状況の見極めが難しい場合もあるでしょう。
しかし、基本姿勢として、苛めという行為を許さないと明言したのは、私としては支持します。

私が別に大したことしたとか言うつもりもないけど、一人のブロガーとして、ネット上に先生の主張を持ち込めたことで、見た誰かに0.1%でも考える手がかりを提供できたとすれば、私としてもブログやってる甲斐があるのではないかと思う次第です。

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今日は午前中仕事を休んで整形外科で診察を受け、4時からMRI撮影。
軽いヘルニアとの診断が出ました。
とりあえずブロック注射は回避ということでwマッサージ探そう○| ̄|_
腰痛を押して創価班着任行ってました。
帰宅後東京の友人から電話。仕事に学会にネトゲにブログに色々手をだすなあwと言われました。

まあ、そりゃそうなんだけどね(´・ω・`)

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2006年11月27日 (月)

ソーサリアンオンライン初プレイ

初プレイ,ちょろっと30分ほどやってみました。

キャラを新規作成して,街をうろついてクエストを片っ端から受けて,戦闘を少し体験。
街は少し狭いような気がしないでもない。
操作法はFFXIに近いというかEQライクというか,キーボードで問題なし。

街を出るときはインスタンスなゲームを作成して接続する形になります。
とりあえず最初はソロゲームを作成して出て(入って?)みる。
戦闘は連続攻撃ができて楽しいですな。
少し強めの敵に手を出してみて予想通り負ける。

気づくと街の自宅内でした。
ジョブレベルのようなものが少し下がったらしい。
こんなもんですかね。
まあ少しずつやってみようかと。

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【DVD】攻殻機動隊Solid State Society

東京帰りの翌朝届いたのでさっそく観ました。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society DVD 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2006/11/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

近未来サイバー隠密同心時代劇の最新作であります。
スカパーのPPVから待つこと数ヶ月、ようやく観ることができました。
全体的にネットでも評判よかったけど、期待通りのハイレベルな作品でした。

攻殻といえば設定注釈のカタマリのような漫画版、押井イズム全開のめくるめく観念論の映画版とあるわけですが、TVシリーズ版の公安9課は、メンバーの全員野球でネット社会ならではの犯罪に立ち向かっていく、非常にアクティブな刑事ドラマであり、いわば時代劇的な味わいでこれらの攻殻のバリエーションの中では一番好きですな。

また、このシリーズにおいては漫画版の舞台、セリフ、登場人物が、映画やテレビ版の全然関係ないシチュエーションでサンプリングされることもあり、非常に印象的で、作品世界全体に不思議な効果を与えています。今回はそんなに多くなかったような気がしますが、好きな方は探してみると面白いですね。

さて、今回90分という尺の中で起こる第3の巨大犯罪なんですが、一言で言うと、非常にグロテスクでした。

祖国再興を目指す某国(亡国)の工作員。
介護ネットにつながれたまま無為な生存を続け、この世に生きた証を何が何でも残したい、国に遺産を取られたくない(相続税100%c弾さんでしょうかw)動機にかられた「貴腐老人」達(凄いネーミングです。)
国の行く末を憂い、虐待を受ける子供達を集めて集中的な教育を施そうとする極右の代議士。
代議士の命を受け、虐待児童発見のために貴腐老人達の「ご近所の底力」ネットワークの力を借り、結果として高度な児童誘拐インフラを作り上げた優秀な官僚。
そして、被害者児童の親や誘拐システムに介入しようとする者を自殺せしめる機能を実装した何者か。
これら無意識的集合体のコラボレーションが傀儡廻(クグツマワシ)ことSolid State Societyの実体なんであります。
本当によくこんな物考え付きましたね。(ホメ言葉)

これら今回の当事者達に共通している点は、それぞれが全くの善意であるということです。
工作員的には破壊活動を行っている以外は、他人を傷つけて自己の欲を満たそうという意思は微塵も感じられない。
この国を良くしたい、よりよく生きたいという、誰もが持っている純真な欲望、ある面から言えばその脆弱さがネットの集合無意識に飲み込まれ、誰のものとも分からない巨大な悪意の流れに身を任せた結果、今回の事態が起こったと言えるわけですね。

さらに今回は、前2作から比べて、「黒幕」的存在がなお希薄になっています。
この点に関して、集合的無意識とか消滅する媒介者ってのは便利な舞台装置だなーと自分の中では賛否両論なんですが、ただ純真無垢に自分の経済活動を追い求め、盲目的に理想を実現しようとすると、このようなグロテスクな事態を引き起こすことがどうしても避けられないとすれば、一体どうしたらいいんじゃーいと疑問を抱かずにはいられないわけで。何というか、非常にホラーですね。
もうハリ・セルダン並みの洞察力がなければ、ネットに脳なんて直結できません。怖いですw

本作でもこの命題に対する具体的な処方箋は、あるようなないような。
これに関しては、逆説的かもしれませんが、高所から哲学論宗教論をぶっても何の役にも立たない気がします。
どうすればネットの集合的無意識に流されず、煽り・利用しようとすることもなく、己の欲求以外に対して盲目になることもなく、他社の存在を認め、情報を参照し、対話を重ね、自己を確立することができるのか。

話中のように、次世代に託す、というのも選択肢の一つかもしれないし、本当にネット上で完全に意識を共有してしまうと、人間はどうなってしまうのか全く分からない、そういう問いはこの「攻殻」に通底しており、十分時間をかけて考えるに値する問題ではないでしょうか。
DVDを観て、一緒に考えるという結論も、まあアリかもしれないですねえ。

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2006年11月25日 (土)

2-3日目

我が家に戻ってまいりました。

忘れないうちに旅程をメモしないと。
携帯でリアルタイム更新できるようにすればよかったとつくづく思う。

2日目

早めに起きて山手線で東京駅へ→築地にタクシーで移動。
一般人向けの市場を練り歩く。吉野家一号店で牛丼を食べてみた。
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歩いて皇居へ向かう。
途中で銀座アップルストアに寄り道。

皇居の前庭をぶらぶら。寒くてだだっ広いっす。
近くの噴水公園でおべんと。

東京駅に戻り、秋葉原→(中央線)→信濃町で降りて学会本部へ。
接遇センター2階の懇談コーナーが楽しいのです。
島根、北海道、千葉、日本全国から集まった人々と本部の接遇担当者を中心に懇談。
創価大学の受験に来た学生さんが2名いた。がんばってほしいものです。

新宿から地下鉄に乗り換えて六本木ヒルズへ。
私が腰が痛くなってスタバで座ってました。
嫁さんたちはテレ朝本社を観に行ってました。

地下鉄等で汐留へ向かい、ゆりかもめに乗り換えてお台場へ。
キャッツラビンを見つけたので小一時間ほどネコとたわむれる。
ネコ達が、なんていうか、緊張していて、逆にネコに気をつかいながら触ってやったり。
ヨメさんは、こういう所に来ると、ネコと脳波が同調して、眠くなるんだそうです。いいですね。
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最後に大江戸温泉物語
イナカ的な我々(の親とか)にはシステムが難しかったw
ドクターフィッシュに足の皮膚を食べてもらいました。
やっぱ悪いところがわかるんだねえ。

というわけでようやく2日目が終了。長いw


続けて3日目。
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朝は遅めに出て浅草方面へ。
秋葉原駅からつくばエクスプレスで2駅で浅草。
浅草寺かいわいをぷらぷらと歩く(つかれぎみ)
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昼ごはんはとんかつ「とん久」
650円のとんかつ定食で、どんな感じのが出るんだろうと思ってましたが、
すごくしっかりしたお味でございました。ここオススメ。

浅草ぶらぶらが終わったら、秋葉原に舞い戻ってヨドバシカメラ、そして電気街を散策。
なんかこう、最近のアキバって、目つきの鋭い方々が増えてません?
オタク密度が高くてどこか牧歌的だった空気が少し変わってきてるような。

アキバ終わったらさっさと空港へ。
おそば食べて、お土産買って、はやめにチェックインして、飛行機に搭乗。
2日目は頑張ったから、3日目は割りと余裕がありました。

まとめ。
英語に中国語に韓国語と、なんか東京に訪れる外国人の方が増えてる感じがします。
visitjapanの成果でしょうか。
鹿児島に帰ってきて空間のスカスカっぷりにしばし絶句。
山手線のそこらじゅうに広告があるのと同じ国と思えませんw
街によって雰囲気というか、ぶっちゃけ治安が全然違いますね。
特にアキバの変わり方が早いなと。
年末もちょっと東京行く方向で進んでるので、今度こそ液晶モニタのアームを買おうと思います。

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2006年11月23日 (木)

東京に来ました

突然ですが,嫁さんの両親に東京を案内するということで,東京タワーに登っております。

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なんとなくヒルズを撮影。

鹿児島から飛行機に乗り,最初に東京タワーに赴きw品川のホテルにチェックイン。
ホテルで中華を食べ,上野に落語を観に行ってきました。


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というわけで,上野の鈴本演芸場に到着。


正確な演題がわからないけど,水瓶を値切る話(壷算だったかな?)と大晦日に借金の取立てに来る話と,債務弁済に関わる噺が2つも出てきて,飛行機の中で下流食いを読んで震え上がっていたところ,江戸の借金取りは暢気でいいなあとおもた。


下流喰い―消費者金融の実態 Book 下流喰い―消費者金融の実態

著者:須田 慎一郎
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する



飛行機の中だと非常に読書がはかどってうれしいですな。Drコトーの本も読み終わったし。

お台場の温泉行きたかったけど雨も降ってきたので明日にまわしました。
やたらと行きたい所が多いんですが。

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2006年11月22日 (水)

体験発表をたのまれた

今度睡眠時無呼吸症候群の患者の組織で体験発表をしてほしいと言われまして。
なまじ1年ちょっとで体重が102→89kgまでいったん減ったとはいえ,かれこれ半年ほど停滞どころが深く静かにリバウンドが進行しておりまして,しかも腰まで痛めている状態で人にどうこう言える立場なのかはなはだ鬼門じゃない疑問ですがwとにかく言えるだけのことは言おうかと。


そしてひっそりとレジュメをブログにアップしてみるテスト。

1 CPAPを使用して改善されたこと
 ・CPAP開始当初
 ・空気圧の変化
 ・入院検査の結果
 ・現在の状況
 ・CPAPの効果
 ・機器の管理(毎日の手入れ,出張時)

2 運動療法、食事療法について
 ・体重増減の経緯
 ・通常の運動メニュー
   ・ウォーキング
   ・水泳
   ・自転車通勤
   ・筋トレ
 ・減った月,減らなかった月

3 その他、皆様へ伝えたいこと
 ・運動が途切れたときのリカバリー法
 ・体重が減らない時の対応法
 ・ダイエットを続けるために必要な心構え
  ・少しずつに分ける
  ・長期的に考える
  ・何度も3日坊主を行う
  ・減るときは減る

役人の佐賀か,悲しいかな資料はしっかり保存しててデータには事欠かないのでs
果たしてどれほど説得力のある話ができるのだろうか(;゜д゜)

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2006年11月20日 (月)

近況(凹)

インフルエンザの予防接種(2人で5000円)が変な効き方をして、土日はハンパ寝たきりのような生活でした。
目・肩・腰のコリがもうひどい。昨晩は死ぬかと思った。嫁さん起こして湿布貼ってもらいました○| ̄|_

今日の協議会・男子部会も休ませていただいたわけで。


試験の答え合わせ。半分届いてない。残念!
勉強が足りませんでした。次はもっとがんばります。

瀬戸上先生の本、もうすぐ読み終わります。他にもamazonで調子にのって買い込んでいるので、読む本には困らんのです。

なんかもう、がんばれ私。あとがんばれ魁皇。今日負けたらしいけど。

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2006年11月19日 (日)

NHKスペシャルを観ながら

嫁さんが知り合いから聞いた健康法。

その日の大相撲の決まり手を再現するといいらしい。

相手がいない場合は一人で。

それってエア相撲・・・・・・・・・・・・


#黒木瞳さんが言ってたらしい。

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2006年11月14日 (火)

【書評】犯罪は「この場所」で起こる

腰痛ですがなんとか1日しのぎました。
というわけで読書メモ的ですが書評をば。

犯罪は「この場所」で起こる Book 犯罪は「この場所」で起こる

著者:小宮 信夫
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

世界一安全な都市となることに成功したニューヨーク。
犯罪発生率が不気味な増加を続ける日本。
果たして両者の犯罪対策にはどのような違いがあるのか。
犯罪抑制に、本当に特効薬はあるのか。

この疑問に対して、本書は思いのほか具体的な対策がきちんと書いてあって、それらがどういう価値観のもとに行われているか(ここが大事)が実に明確かつ体系的に書かれていて期待以上だった。

例えば、民間レベルの防犯対策で最も多く目にするのが、いわゆる「ご近所の底力」などで繰り広げられるあの団塊チックなパトロールなのだが、果たしてアレは何のためにやっているのか、どれほどの頻度・人員で行えばいいのか、パトロールしながら一体何を見ていればいいのか、これで本当に犯罪は減るのか。やってる本人も半信半疑なヒトが多くないだろうか?
これらの疑問にも明確に答えているので、民間パトロールをオーガナイズしたり、地区コミュニティの形成に携わる市職員、犯罪抑止の戦略を立案する地域の警察関係者、果ては犯罪リスクを地価に盛り込んでビジネスを展開したい不動産屋さんまで!全ての方にとって必読の書であると言える。

この本によれば、犯罪者とそうでない人間との間には、本質的な違いは無い。
犯罪の原因を本人の異常性に求める旧来の犯罪観から脱却し、社会・環境・そして対象の脆弱性が複合して、ある一定の閾値を起こることによって起こるものであると犯罪原因を再定義した上で、これらの要因を個別に取り除いて、個々人をなるべく犯罪から遠ざけることを旨とする、非常に合理的な考え方のもとに、数々の対策法を提案しているのである。

有名な「割れ窓理論」による落書きの徹底的な消去、パトロールを通したコミュニティの再生、さらに地域安全マップを通して学習する子供たちが自覚的に危険を把握し、危険を避けることを学び、地域に愛着を持つまでになる姿には感動さえ覚えてしまう。

この本に書かれている「犯罪」を「いじめ」に置き換えて準用すればなかなかいい処方箋になるのではないか、と淡い期待を抱いてもいいのではないか。誰でもいじめるために学校に来てるわけではなかろうに。むしろ苛める人間も自分の中の誘惑に負けてしまっている点で犯罪者と大差ないと考える。大事なのは苛めに走る要因を一つでも多く取り除くことだ。

また同時に、パトロールや監視カメラ等の対策について、使い方を誤れば、いやむしろ「何のために」を忘れてしまえば逆に弊害を与えてしまう部分についてもしっかりと言及している。犯罪者を見つけて狩るのではなく、普通の人々をなるべく犯罪から遠ざける/犯罪を起こさせないという観点で効果的に組み合わせることが大事ですよ、と理知的かつ優しく説明しているのだ。

最後に、本書は日本と外国の比較が多く、どうしても「ダメな日本の例」と「うまくいった外国」の構図が目立ってしまって、実際事実だけど厳しいなあ、と感じてしまうのだが、それは表面的な問題であり、何より違うのは、この本では明確には書いてないが、各種のアイディアは現場の最前線にいる人間の発意で始められ、ITを有効に駆使し、trial and errorを繰り返しながら確実に成果を上げていき、それらの行動が明確な一つの価値観に基づいて行われているからこそ成功するという点だ。まあ何と言うか、素直にうらやましい。

さらに飛躍を承知で言わせていただければ、理論、戦略、行動の中で一番大事なのが「行動」なんだよ、と暗に訴えかけているようでならない。
もう一度自分の周囲を見回して欲しい。自分が犯罪者にならない、自分や妻子を犯罪の被害にあわせたくない、あの甥っ子を犯罪者にさせない、あの男子部員を犯罪者にさせない・・・私は、そして皆は確実にコミュニティの一員なのだ。

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2006年11月13日 (月)

腰をグキッとな

昨日の試験の疲れがキタのだろうか。

仕事中に書類ポストの物を取ろうとしたら腰がグキッとした。


・・・


たまらず昼前に整形外科へ。
大繁盛の病院内でそれなりの時間待ってレントゲンを3枚ほど撮ってもらい、先生に症状をお伺いする。

椎間板ヘルニアの疑いありだそうで。
キター('∇')いや冗談じゃないw
とりあえず午後も休んで寝てました 凹○

今から中継見てきます。
一応着任の形ですが使い物になりませんw
薬飲んでややぼーっとしてます。
書評はあした書きます・・・

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2006年11月12日 (日)

試験受けてきました。

試験受けてきました。

えーと、がんばりましたw

県民交流センターから鹿児島中央駅まで歩きました。
安い中古PCショップ見つけました。
天文館のひょうたん書店が消えてましたΣ(゜Д゜)
気をとりなおして、麻雀格闘倶楽部。
久しぶりに(間違って)リーグ戦やったら-37400点の記録的大敗。
そして段位別に逃げこみ(泣)3戦目で四暗刻ツモ上がり・・・
何なんだこれは・・・

ヨメさんがしばらく迎えに来れないというので、本買ってスタバで読書。
「犯罪は「この場所」で起こる」読了。








犯罪は「この場所」で起こる


犯罪は「この場所」で起こる


著者:小宮 信夫

販売元:光文社

Amazon.co.jpで詳細を確認する



おおこれは。なかなかのみっけもんです。
明日本幹中継着任後、余力があれば書評書きます。

鹿児島の町を歩き回りながらなんだかんだで板チョコ1枚完食(甘党)。
結局帰り着いたのは10時過ぎでした。
参考書やら六法やら模試問題やら詰め込んだカバンかついで、延べ2時間ぐらい歩いたかな・・・
帰って体重計でカバンの重さ量ったら6kgでした。
坐骨神経が・・・痛いです・・・○| ̄|_

あ、鹿児島市内ではのきなみPS3は完売でした(´_ゝ`)

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IT土方の力で子供を守れ、と言ってみる

秋の教育スペシャル!たけしの日本教育白書楽しくマジメに生放送

私も勉強がひと段落ついたところで、10時ごろから拝見しておりました。

色々示唆に富んだ内容でした。
無人購買の差額が出た話なんかは気持ち悪いったらなかったけど、これはまた機会があれば項を改めて書きたいですね。

一つだけ、石原氏、久米氏、北野氏with爆笑問題の対談の中で、

石原:小さい子供にまで携帯電話を持たせているのは許しがたい。
久米:普及してしまった今時計の針を戻すことはできない。

という趣旨の話をしておられました。

話を聞きながら、3人に共通してインターネットとの親和性があまり高くないメンツだなーと思ってましたが
(誰もブログ持ってません、よね?w)
こと携帯電話に関してはある程度アーキテクチャの面で子供たちを守れるのではないかなあと思ったり。

子供が有害な情報に接することのないように、配慮をするということが、大人たちがする仕事の上で優先順位があまりにも低いのではないか?と考えております。
もちろん何が有害情報かとか、子供の方から積極的にhackしてきた場合の話とか、考えないでもないですが、少なくとも子供たちを守る、という姿勢が現在の進化の激しいIT分野で大人たちが持てているかな、と考えるわけです。これは出版とかテレビの分野でもそうですね。

なんか不本意ながら説教くさい話で恥ずかしい限りです。
まあ新しい付加価値が欲しいベンダーの皆さんなんか、もう考えてるかもしれませんが。
外野の勝手な意見ながら、子供を守れ、と声を上げさせていただきます。

IT土方の皆さん、がんがれ、超がんがれ。

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2006年11月11日 (土)

オレは田舎のPS3

そういえば今日発売日でしたね。
朝ネットを見てたら東京とかでは行列→完売だそうで。
私は昼メシがてら近くのゲームショップに寄ってみました。

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こちら在庫が大蟻ですw
60GBモデルが1台、20GBが5台ぐらいあったかな。
思わず、お店の許可をもらって写真撮らせてもらいました。

私は、ちょっと購入は見送りですね。
誰かお金と時間と大きなテレビ(HDMI端子つき)ください(--;)

ところでこのタイトル元ネタわかる人(゜Д゜)ノ

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2006年11月 8日 (水)

たしかに実在するモノ

本質的な議論にぶち当たりつつあるようです。

結城浩のはてな日記:命について

これはレトリックでも何でもなく、とにかく、理屈抜きで、自殺しちゃだめ!

あるいはこう言ってもいいかもしれません。

これはレトリックでも何でもなく、とにかく、理屈抜きで、人をいじめちゃだめ!
これはレトリックでも何でもなく、とにかく、理屈抜きで、核武装しちゃだめ!
これはレトリックでも何でもなく、とにかく、理屈抜きで、人権は大事!

最近のニュースに絡んでたくさんのブロガーさん達が議論を繰り広げておられるのを拝見しております。


404 Blog Not Found:絵空事

まず、一つ確認しておこう。

人権というのは、絵空事であることを。

人権を莫迦にしているからではない。

人権を大切にしたいから、人権が絵空事であることから目を背けるべきではないのだ。

いじめや自殺等々について、国が禁止してしまうとか、絵空事であることを自覚的に尊重して遵守していくとか、色々な視点や意見や仮説があるようですが、私のような信仰者の場合は、命とか、人権とか、存在の証明が極めて難しい対象を、まず最初に「ある」ことにして、そこから具体的な行動を起こしていくように努めています。

例えば法華経に次のような記述があります。

其身非有亦非無

非因非縁非自他

非方非円非短長

非出非没非生滅

非造非起非為作

非坐非臥非行住

非動非転非閑静

非進非退非安危

非是非非非得失

非彼非此非去来

非青非黄非赤白

非紅非紫種種色

12行の中に「・・・に非ず」の否定が34回。
学会員さんには有名ですが、「人間革命」4巻で紹介される法華経の無量義経徳行品第一からの一節です。


結論から言うと、この文において否定を積み重ねた上で表わそうとしている「其身」とは「命」のことです。

命には色も形も無く、産まれも死にもせず、・・・・動いても止まってもいないが、たしかに実在している。

これだけの否定を重ねてやっとその実像を表すことのできる、非常に不思議な存在だとしています。

命が存在することを最初に宣言して絶対視しまうことは、言うまでもなく宗教的な手続きなので、言説の射程距離や効力はある程度限定されてしまうことは間違いありません。

ただ、命の大切さや、核武装や戦争の愚かさ、苛めの残酷さなどを説明する際に、科学的な証明を待っていてはあまりにも冗長であり、権力をもって禁止してしまっては本質的な効力はなく、比ゆ的な説明をしようとしてもどうしても命の存在そのものの証明に辿りつけないので、私はどうしてもこの直截的な方法しか思いつかないわけです。

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2006年11月 7日 (火)

追い込み㊥

基礎ができてないな私w
追い込みがんばります。

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2006年11月 5日 (日)

連休は勉強三昧でした。

3連休もいよいよ終盤、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、来週日曜に試験があるので、ファミレスに詰めて詰め込み勉強三昧でした。
まあ役所に20年勤めるとオートで取得できる資格ですが、私みたいな怠け者が20年も役所で碌を食んでいると公共の福祉に重大な障害を及ぼす恐れがあるので、予防的措置のつもりで勉強してます。

だいたい11時前後にもそもそと起き出して、(夜型)
昼ごはん前後にFF3を進めて、(嫁さんが挫折)
ファミレスのお客さんが減りだすころに勉強始めて、
日が暮れるまでドリンクバーとチョコパフェ(甘党)で粘って、
日が暮れたらウォーキングまたはプール(今日は200*4本)
夜はFF11でスキル上げしたり護衛したり。

まあ何と言うか、朝から晩まで一心不乱に脇目をふらずに打ち込むよりは、長期で少しずつ積み重ねる頑張り方のほうが私の性にあっているので、色んなことやりながら勉強するスタイルです。
たしか高校・大学の受験の前も、ゲームは欠かさなかった記憶がありますw

とりあえず3日間で10時間程度勉強時間が確保できたので私的には上々の出来です。
題目も毎日30分ぐらい、あくまでも、目標でということで(汗
部員さんの家庭訪問に行ってないけど、これは副部長の仕事が休みの日でいいか。

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2006年11月 4日 (土)

スネークマンを知っているかい?

ボヤーダ樹にてスキル上げでした。

9人組みでカニを叩いて,暗黒さんと組になって潜在外しにいそしんでおりました。
暗黒さんの「急いでTP吸います」を聴いて,はからずもスネークマンショーを思い出してしまった私。



スネークマンショー(急いで口で吸え!)


Music

スネークマンショー(急いで口で吸え!)


アーティスト:スネークマンショー,YMO,シーナ&ザ・ロケッツ

販売元:Sony Music Direct

発売日:2003/11/27

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そのことを周囲に伝えるも,パーティ内に分かる人がさっぱりおらず|||○| ̄|_

スキル上げ終了後にLSメンに話してみたがやっぱり分かる人いなかったよ(;´д⊂)
たぶん,30歳近辺でもスネークマンとか知ってる人ってそうそういないですよね・・・・・
中学で友達がYMO聞いてて,そいつからCDゴッソリ借りてたし・・
YMO再結成時も私だけ【エキサイト】してて周りはさっぱりだったし。
ちなみに今をときめくフロッグマンさんの名前もオマージュなのですよ。

色んな意味でその当時でしかできない,ヤバいネタの連発です。
子供に分からない深いネタが多かったよなあ。子供じゃない今聞いたらなお面白そうだ。
スネークマンにまつわる思い出などございましたらコメント欄にお書きいただければ幸いです(´_ゝ`)

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2006年11月 1日 (水)

アクセス解析で人気記事とかキーワードとか分かった

なんかココログのアクセス解析が強まってますな。

どんな検索キーワードでこのブログに来たかが分かると。へーこれは面白い。

さっそくですが一番多かったキーワードは「友人葬」でした。

これは意外というか何というか。

あとは「佐藤竹善」さんも多かったですね。
記事には1回ぐらいしか書いてませんがw

「ばってん荒川」さんが意外と多かった(*'-')
ていうかこの名前目立つw強力すぎww

記事別でいくと、「学会員と公明党はこれからどうあるべきか」の記事が何と言っても本ブログのアクセストップであります。

これからもこれを超えるような面白い記事を書いて参ります。

学会員もある程度「見られる」ことを意識してみると面白いかもしれません。
「人のふるまいにて候いけるぞ」ですからねえ。

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