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2007年6月18日 (月)

介護老人福祉施設入所検討委員会

長い名前だけど,この会合は各特別養護老人ホームに設置され,入所希望を受けた施設のケアマネジャーが訪問し,本人の要介護度,家族の介護力,その他の事情をもとに3ヶ月に1回開催される会議で100点満点でスコアを付け,得点の高い(=大変な環境にある)人から優先して入所してもらうようにする。そんな制度である。

実は参加するのは今回が初めてで,行われたのは先週だったのだけど,一応メモということで。

会議は施設内の小さな会議室で行われ,委員は私を含めて4人。
申請者の氏名入りの資料が渡され,向かい合わせに座った施設のケアマネジャーから詳しく説明される。
申請者の詳しい個人情報,家族構成,ADL,病歴等々。
要介護認定審査会と違うのは,本人の名前が特定されていること,そして,家族状況を勘案する点が大きい。
中には完全に情が移っている対象者もいるらしく,どうにかこう点数を上げてあげられないだろうかと冗談交じりに話すのだが,そこは私も立場を考えてクールにw話をする。
一人につきかなりの時間を費やす。午後1時半から始めて終了は結局5時前だった。
事前に資料を受け取る手もアリかもしれないがどうだろう。

今回審査対象者が15名ほど。結構多いらしいが,施設側で70点を超えると判断した人のみ抽出しているという。実際の申請者は,この数倍だろうか。
事情説明を受けた時点であきらめる対象者もいますか?と聞いたところ,そこで引き下がる方はいないという。やはりあきらめるにあきらめられないのだろうか。

点数も上位10名に82点~86点ぐらいがひしめき合ってほとんど差がない。
いずれも独居で重度の要介護,老健施設を転々として常に退所を迫られている。家族は県外在住もしくは天涯孤独,近所の民生委員さんが心配して申請してくるケースとか,中には息子と2人暮しながら介護費用は本人の年金からしか出さず,サービス利用量がこんなに少なくてどうやって要介護5で在宅でやっているのか疑問に思う対象者もあった。

今回の待機者から上位数名が入所したとしても,新たな問題ケースが舞い込んできて上位に割り込み,結局のところかなりの環境でなければ,入所は難しいだろう。

この点数評価の方法は様々な方法があり,長期待機者は加点するところもある。
参考:入所検討委員会でGoogle検索
また,介護者の有無が非常に大きく反映されるが,介護者も高齢のケースが多く,身体介護などはとてもではないが期待できない。
現在の介護保険制度では,介護者に期待することは,具体的な介護力よりも,ケアマネジャーと協議したり,効果的なサービスを選択できる判断力ではないか。そういう点で,家族の有無についてのウエイトが少し高すぎるなと思った。

いずれにしても,施設入所にたいする計り知れないほどのwantsの多さ,古い住宅が多く住宅改修では焼け石に水と呼ぶに等しい環境,そして何より,介護予防の重要さを感じることだった。
とはいえ,介護予防はあくまでも未来の重介護者を減らす効果を期待するものであり,現在巷にあふれかえる施設入所希望者をどうすればいいか,正直打てる手が思いつかない。

こちらも参照のこと→NHK にっぽんの現場をみた

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