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2007年6月15日 (金)

福本潤一議員の離党について

公明に離党届提出した福本氏、野党から比例選に出馬へ

公明党の福本潤一参院議員(58)は15日、国会内で記者会見し、公明党に離党届を提出し、夏の参院選は野党から比例選に出馬する方向で検討していることを明らかにした。


 公明党は離党届を受理せず、同日、中央規律委員会を開催し、福本氏の処分の検討に入った。来週にも除名処分とする見通しだ。

 福本氏は記者会見で、「公明党から3期目に向けた公認がなかった。国政でやり残したことへの未練は残っている」と離党の理由を説明。公明党執行部には今年4月から離党の意向を伝えていたが、慰留されたため、6月11日に離党届を内容証明郵便で送ったという。福本氏は公明党の体質について、「全体主義的な体制」「アンチヒューマニズムの政党」と批判。参院選の出馬については、民主党からの出馬を示唆したが明言は避けた。

 ただ、民主党の鳩山幹事長は15日の記者会見で、福本氏から出馬について相談を受けたが、「そう簡単にはいかない」と回答したことを明らかにした。

 公明党の北側幹事長は記者会見で、福本氏に対し「極めて言語道断。党員や支持者への裏切り行為で断じて許すことはできない」と激しく非難した。公明党によると、同党を離党、または除名された国会議員は計4人。除名されたのは、1988年、月刊誌上で池田大作・創価学会名誉会長を批判し、政治献金疑惑を理由に処分された大橋敏雄・元衆院議員の例がある。

 福本氏は広島市出身。東大農学部卒で、愛媛大助教授などを経て、1995年の参院比例選で新進党から出馬し、初当選した。2001年に公明党公認で2回目の当選を果たした。
(2007年6月15日20時57分 読売新聞)

仕事帰りにラジオで一報を聞いた時は,「公明党に恩義を感じている」とコメントを出していたように思えるが,たった数時間でここまで変節するとは。呆れて物が言えない。

実のところ,今日の座談会で経験豊かな壮年部の先輩が,今回の離党問題に関して,

「今のうちに反逆者であることをはっきりと言っておかなければならない」

と釘を刺していました。
これまで数々あった,公明党議員の裏切りと非常に構図が似ていると指摘していました。
その時点では私は第一報を聞いたに過ぎず,まだ何も確定的なことは分からないし,先輩が警鐘を鳴らしていたことを明記するにとどめておこう,と思っていましたが・・・。

この問題について語る前に,まず前提として,他の党はどうか分かりませんが,公明党の場合は党の側から次回の選挙で公認しない旨を本人に告知することがあります。
理由は年齢だったり新しい候補を擁立するときだったり様々です。
中には(恥ずかしいことですが)議員になった後の素行が不良で,本格的な不祥事を起こす前に次の任期満了で引退してもらって,次の候補に引き継いでもらおうという場合もあります。

先ほどの経験豊かな先輩は,わが市のかつての議員に,その旨を通知する立場にあった人です。
その交替はスムーズに行ったようですが,実際のところ,その後議員が取る途は実に様々です。
素直に受け入れ引退し,後進の指導に当たる者もいれば,今まで支援を受けた組織に早々と見切りをつけて,他の党から立候補し,公然と公明党の敵に回る議員もいたりします。

素直に身を引ける者と,身を引けず,あまつさえかつての同志を敵にまで回す者の違いは何か。

今回の件がそうだとは未だ断言できませんが,今のところ事実として言えることは,議員を辞められなかった者は,高い頻度で何らかの金銭トラブルを抱えている場合が多い,ということです。

ある者は奥さんの借金問題だったり,ある者は組織を利用して健康食品の販売を始めたり。
そのような理由で引き際を誤った議員が今までどれほど多いことか。
我々にとって実に恥ずかしい事実ではありますけど,偽らざる事実です。
聖教新聞などで声高に「議員を監視せよ」,「議員は引退後が大事だ」と唱えていますが,何故そういった議員が出てくるのか,あるいはこれ以上出さないためにはどうすればいいかをもうすこし真剣に考えなかればなりません。

私としては,今回の件が今までの繰り返しでないことを切に祈るばかりです。
何より身内から不祥事や裏切り者を出すということはこれ以上ない恥ずかしいことに違いありません。
本来コレを書くまでは,「今後の動向を慎重に見守りたいと思います」でシメるつもりでしたが,どうも事態は,取り返しのつかない方向に進みつつあるようです。
敵が現れた以上,組織と先生,そして何より身近な会員さんを守るため,涙を飲んで戦わなければならないんだな。と思っています。

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コメント

あなたが現時点で彼を「敵」とする根拠は何ですか?

現時点では、だれが「敵」かわかりません。
党の幹事長、代表であれば「正しい」ということを必ずしも言えないことはこれまでの歴史を見れば明らかでしょう。

「認識せずして評価せず」です。
推測で断罪するのは「政治を監視する」ことではありません。

投稿: al-hayat | 2007年6月16日 (土) 00:53

何が原因でこういった問題になったのか僕にはわかりませんが、同志の「騙された!」は、もう聞きたくない、というのが本音です。えぴあのさんもそうじゃありませんか?

投稿: 渡部 健太 | 2007年6月17日 (日) 13:01

渡辺さん,どうもです。おっしゃるとおりだと思います。
リンク先の記事を拝見しました。御健闘をお祈りします。
問題は多いけど,色んなことを少しずつ良くしていく,私も微力ながら何かができればと思います。

投稿: eviano | 2007年6月17日 (日) 19:46

党は、公認しないと決定したのだから、その後の本人の身の振り方について、党がとやかく言うべきではないと思います。
 引き続き議員として、活動するかどうかは個人の自由です。
 それが民主主義ではないですか?
 党を裏切るとか、支持団体を裏切るとか、なんでそんなにヒステリックになるのか、仮に参院選に出馬して落選してもそれは本人の自己責任であり、バックボーンを失った形で、選挙に再挑戦するのだから、あえてリスクが大きい道を選択されたわけですから、公党が何の目的かは知りませんが、イメージダウンを恐れているのか、はっきりと公明党に敵対発言したのなら仕方ないですが、彼の行動について余りナーバスになりすぎると逆に党のイメージダウンになると思いますね。

投稿: shippuu2002 | 2007年6月17日 (日) 22:21

shippuu2002さん。昨日まである政党に所属していた人が、今日になってそれと対立する党から立候補する予定、なんて話になったら、誰がどう見ても政治的レベルで敵対する関係になったと判断すると思いますよ。しかも、離党する段階になって「アンチヒューマニズム」だとか「全体主義」だなんて言うのは、明らかに敵対発言です。福本氏の場合、公明党員であった時から、公然とそう主張していたのであれば筋も通るでしょうが、公認されなくて離党するって時に上の発言ですから、ちょっとカッコ悪いというか、この件に関しては黙ってたほうが男を上げたと思いますね。

投稿: 渡部 健太 | 2007年6月18日 (月) 19:53

福本氏の、この記事読みましたか?

++++++++++++++++++++++++

私の離党決意への理由について、新聞紙面では『公認されなかったことが不満で離党を表明した』という論調がほとんどだと思いますが、離党決意の最大のきっかけは、党からの非公認の理由説明にあります。

去年4月、冬柴幹事長に呼ばれ、神崎元代表同席のもと、公認しないことを告げられました。

『理由は何ですか』とお尋ねしたところ、神崎元代表から、『秘書の葬儀問題』とすぐに返事が返ってきて、冬柴幹事長もうなずいて同調されていました。党議拘束に従わざるを得ない状況を察し、その場はひとまず引き取りましたが、"秘書の葬儀が理由"だとすぐに指摘された事に対して、承服できない気持ちはぬぐえませんでした。

5月に入り、太田代表が一次公認を発表した際、『後進に道を譲り勇退する』と言明され、支援して下さった方々に自らご説明する機会もないまま、私の非公認が公表される形となりました。

私の元政策秘書は去年1月に癌で亡くなりました。当時ご遺族が決定なさった、ある仏教宗派の寺院で葬儀を執り行う事について、党から問題であると指摘されました。さらに、考え直すよう、ご遺族に説得する指示を受け、私はご遺族に事情を説明しましたが、ご遺族が望む会場で、望む形で葬儀を行う事に、反対を強制することはできません。一政治家である私が、信教の自由を奪うことが出来るわけがありません。結局、葬儀に参列することも許されず、前日に自宅に伺う事しかできませんでした。その宗派以外の形式であれば、他宗教であっても、当然のことながら何ら問題にはされません。信教の自由に対して、『上司としての監督責任がなっていない』などと指摘されることは、誠に理解に苦しみます。

私が『アンチヒューマニズムの政党』と表現した理由はここにあります。政党としてこのような判断を下す事に対し、異義を申し上げるのです。

http://homepage3.nifty.com/~fukumoto/ritouketsui_riyu0705pdf.html

投稿: ma | 2007年10月18日 (木) 11:40

maさんどうも。ありがとうございました。只今読ませていただきました。

投稿: eviano | 2007年10月18日 (木) 18:06

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