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2008年5月 2日 (金)

【書評】オタクはすでに死んでいる

オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258) Book オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)

著者:岡田斗司夫
販売元:新潮社
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仕事から帰宅すると届いていたので、ジムに行く前に読了。

ジムではステップエクササイズに参加していたけど、
この本のことを考えていまいち集中できなかったw

で、終了後ヨメさんに岡田斗司夫のことを話すと、
『え、岡田斗司夫死んだの?』と藪からスティックな答えが。
でも、あ、そうか、これはオタクという共同幻想が消滅したという話である前に、一人の個人としてのオタクがいかに死を迎えるか、何を遺すかというテーマが隠されているんだなと得心した。

かつては抑圧され、社会から疎外され隔離されていたオタク達。
些細な違いを超えて、オタクという共通項、絆で分かりあえていたオタク達。
SF小説を1000冊読み、愚昧な世間の名声に背を向けて刻苦勉励し、やがてオタクの道を究めんとしていた。
少数派であることが、貴族(生まれ)あるいはエリート(実力)としてのアイデンティティの裏づけであると理解していた。
でも気がついてみたら、日本ではオタク以外全部が沈没してしまい、ATフィールドのあっち側とこっち側が反転するように自分の立場がわからなくなって、こうもりさんのように考え込んじゃってるんだね。

・・・なんか学会員みたいで、分からんでもない。

いちおう私なりに、この状況の突破口を考えないわけでもない。
とりあえず『死』という概念、臨終正念というか。
あと『師弟』。ベタだけどこれがないと出口はないですよ。

岡田氏も、オタクのエバンジェリストとしての立場を降りるべきかどうか迷っているらしい。
本書で一応退任宣言?も出している。
でもやっぱりロールモデルとしての岡田斗司夫は、降りないで欲しいなあ。

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