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2009年10月25日 (日)

映画「ゆずり葉」

映画「ゆずり葉」http://www.jfd.or.jp/movie/ 聴覚障害者の人生がテーマの映画です。

twitterに書いたものを誤字修正の上コピー。

軽く感想として、脚本が非常にヒネってあるなと。 メタドラマ(劇中劇)、セカイ系的な人物設定、聴覚障害を利用した叙述トリックなど、とおり一偏到の福祉もの映画ではないです。ヨメなどは「おくりびと」に似てると。

子供の頃に見た障害にまつわる映画が大映ドラマ的なスタイルを踏襲していたように、現代の時流に乗っているという印象を受けた。つまりスタイリッシュだと。泣ける話、なのだけど、少し読めてしまうところがある。

ただ聴覚障害者のコミュニティ、世界観、健聴者には分からない事情を理解するには十分な要素が盛り込まれており、その辺は過不足ない。ただ、その為に仕立てられた人間関係が少しセカイ的だなと。泣ける、というのとはちょっと違う感じ。

聴覚障害者という連想で「バベル」も思い出すが、こちらの映画は別に無理して世界観を広げていない。なので言いたいことはちゃんと伝わってくる。

ただ主人公的な位置づけの、肺ガンで余命いくばくもない聴覚障害者の宮大工、かつては8mm映画で聴覚障害者の権利拡大運動の一部始終を記録しようとのめりこみ、身重の妻を省みず死なせてしまった、それ以来人との交流を一切絶っていた彼が再び監督として映画の続きを撮ろうと決意する・・・

そんな主人公の設定、感情の振れ幅が映画全体の作為性というものを一手に引き受けている感じがする。

いずれにせよ、予想以上に中身のしっかりした映画ではあるし、上映回数も非常に限られているので、機会があれば見ることをオススメしたい。マスコミにも若干取り上げられているようです。

読売新聞記事:
http://osaka.yomiuri.co.jp/possibility/news/ps91001a.htm

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