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2011年9月 8日 (木)

10年の道程

今日のクローズアップ現代、アメリカ同時テロから10年ということで拡大版だった。
その時ツイートした内容を適当にまとめてみる。

この10年、本当に一言では言い尽くせない色々なことがあった。
何が一番変わったかって、「本当の敵」が実に見えなく、わかりづらくなった。真実が多層化され、批評される対象となった。

経済、宗教、主義、人命、こういったものの情報化が急速に進んだ結果、権力の有無に関わらず、これらの価値を自らの利益のために利用することが格段に容易になった。
頭のいい人がネットを通して人々の欲望をマネタイズすることが昔よりも格段に容易になったと言い換えればいいだろうか。情報が虚々入り乱れているが、少なくとも、多くの人が命を落としたことについては紛れもない事実、そう信じたいのだが。

世界を生きる一人ひとりの人間の視点で見れば、目の前で起こったテロや災害など、あまりに大きすぎる惨劇を、丸ごと受け止めるキャパシティのある人間はまずいない。多くは自分の理解しやすい文脈に落とし込み、分かりやすい原因を排除しようと試み、いち早く不快な状況から脱却したいと望み、またその心理を利用しようとする者につけ込まれる。

危難を自分の利益に利用したいという邪な動機は、きっと誰にでもある。この10年、その実行が格段に容易になったと思う。

我々は他でもないこの世界に生きなければならない。10年何とかなったんだから、もうあと10年ぐらいはまだなんとかなる。その繰り返しで生きて行くしかない。

今のところキーワードは「利他」ではないかと考えている。
自分の欲望が知らず知らずに利他的行為になるシステム?
それも一つのアプローチかもしれないけど、ちょっと違うかも。
もう少し突き詰めて考えてみたい。

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